この世界の真ん中でー自分も他者も存在しない?ー

ひぐらしの鳴く夕方、ふと、この世界に自分という存在があるのだろうかという疑問がわいた。果たして今見ている空は、聞いている音は、感じていることは本当なのだろうか。そんな虚しさのようなものが沸き起こった。

またこんな疑問もわいてくる。父も祖父も亡くなっているが、本当に死んだのだろうか。たしかに肉体はなくなっているのだけれど、本当にいないのか確かではない。彼らとはまだアクセスできる気がする。なんとなく繋がっている気がするのだ。もちろん、物理的には会えないのだけれど。

ここ最近、あの世とこの世の繋がりを感じている。肉体を持ってしか体験しえない「この世」という世界に降り立っているのではないかと。そこには苦しみ、喜び、肉体を持っているからこそできる経験がある。それが何のためなのか、意味があるのか。どこへ行くのか。全くわからないけど、それは有限で、そして消えていくのは間違いないのだと思う。

自分は今ここに在って、世界も在ると思っているけど、それが本当なのかはわからない。他人も本当に実在するのかわからない。たしかに会った記憶があるし、いると思うけど、本当なのだろうかとふと疑問がわく。実体を感じているわけではないからだ。観念的な存在といってもいいような気もする。ラインを知っているだけで、本当に彼女らに通じしているのか、インターネットというものがなくなれば消えてしまう電子的な存在のような儚さがそこにある。

毎日スーパーへ買い物に行き、大勢の人を見るけど、彼らは本物なのだろうかと考えたりもする。たしかにいるし、レジ打ちもしてくれるし、困ったら助けたりもしてくれるけど、得体の知れなさがそこにある。自分が自分である。他者が他者であるというのはなんだか不思議だ。それによって社会が存在しているというのは途方もないことのように思える。

そんなこと考えてもよくわからないし、自分は今ここにいるし、他者も同時にこの時間に存在しているはずなのだけれども。

汗をかけばそんな疑問も忘れそうだ。

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